学校紹介

校長よりご挨拶

持続可能な開発を目指す21世紀の教育

パラダイム転換・英智教育の中で学ぶ未来の担い手たちへ

聖ウルスラ学院英智小・中学校
聖ウルスラ学院英智高等学校
校長 伊藤 宣子

 教育は「人格の完成を目指す」という普遍的な目的を持つ一方で、時代によって、その強調点は大きく変化してきました。グローバル人材の育成を求められる現代まで、教育に期待される内容も時代によって多様です。21世紀初頭に生きる私たちは、教育を通じて、どのような人を育て、どのような人に育ち、どのような社会を目指したいのでしょうか。

 学校法人聖ウルスラ学院は、創立の歴史483年目の今日まで建学の精神は揺らぐ事なく「キリスト教的人間観に基づく人格形成の教育」を歩み続けております。「神の愛」そして、極めて良いものとして創造された人間「命の尊厳性」を土台とした教育は、人間の生きる使命をも明らかにし、どんな困難な時代にあっても「希望と平和の種を播き育てる事の出来る人」を育む、「力のつく、元気な学校」を掲げ教育活動を実践しています。

 持続可能な開発を続ける未来は、誰にも予測できない社会かもしれません。今現在も、情報やコミュニケーション、科学・技術の発展は、社会の機能や、国際文化交流に大きな変化をもたらしています。十年後二十年後、お子さまたちが社会の大黒柱・屋台骨になっているころには、今とは全く違う社会になっていることでしょう。その時、未知のスキルやツールを使い、今の常識を分析し、それをどのように活かし又変革させていくべきかを思考し解決する必要に迫られることでしょう。

 変革の時代に生き、「希望と平和の種を播き、育てられる人」になるためには、「学び方」を学ぶだけではなく、人間が本来持っている好奇心や創造から湧き出るような様々な状況に対峙する能力を錬磨し続けることが肝要なのです。どんな未来が待ち受けていようとも、様々な対応を可能にする柔軟な思考力、想定外であったとしても現象を解読する分析力、そして深め合い・高め合い協働しながら物事に対峙する表現力を、発達段階に応じた教育活動の中で切磋琢磨していかなければならないのです。

 人間はもっともっと賢いはずです。もっと賢くなれる自分に自信を持たせましょう。主体的に能動的に・自ら学ぶという学びの権限を持った学習者である子どもたちは、学習に対する愛・感動・エネルギーを効果的に使い、モチベーションを高めていくことになるでしょう。この学習活動の中で大事なことは、「質問する」<6W1H>ことです。どんな質問も有効です。「質問」は意味を作り出すための思考です。私たちは周りの世界を理解しようとするとき質問し、疑問を持ち、分析し、創造し、振り返り、問題解決能力としても発展させていくことが出来るのです。この一連の学習力は、学習者が自ら学ぶ・学習権限を持つことによってのみ得られるものであり、様々な変化に立ち向かい「人生の志」を実現する「挑戦力」として形成されていくものであります。

  • 「希望と平和の種を播き育む人になりなさい」 創立者 聖アンジェラ・メリチ
  • 「求めなさい、そうすれば与えられる。探しなさい、そうすれば見いだす。門を叩きなさい、そうすれば門は開かれる」 ルカ福音書