登米を訪れ、マガンのねぐら入りと飛び立ちを観察してきました。
今回は、T1理科クラブの生徒と高等学校 生物同好会の生徒が合同で参加しました。
1日目は夕方、蕪栗沼でマガンのねぐら入りを観察しました。
蕪栗ぬまっこクラブの高橋さんにご協力いただきました。高橋さんにはマガンとシジュウカラガンについて解説していただきながら、マガン・シジュウカラガンたちが次々と沼へ戻ってくる様子を間近で見ることができました。
美しい夕焼けの中、ねぐらへ帰っていくマガンの姿はとても印象的で、生徒たちも感動している様子でした。
夜には、日本雁を保護する会 会長の呉地正行先生のご講演を拝聴し、シジュウカラガンの保全活動について学びました。
生徒たちは興味津々で、たくさんの質問が飛び交い、よい会となりました。
今回学んだことを、今後の活動にも活かしていきたいと思います。
2日目は早朝5時に起床し、再び蕪栗沼へ。
冷え込む中でしたが、マガンたちが一斉に飛び立ち、採餌に向かう様子を観察しました。
家族ごとに連なって羽ばたいていく姿に、生徒たちからは思わず「おぉ…」と声が上がっていました。
朝早く起き、寒い中で待っていた苦労も、この光景を目にした途端に吹き飛んでしまったようでした。
昼には伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターにて展示学習を行い、理解をさらに深めました。
登米での2日間は、自然の雄大さと生きものの営みを間近に感じる、非常に充実した学びの時間となりました。
〇プロフィール
【呉地正行(くれち まさゆき)先生】
法人ラムサール・ネットワーク日本理事、日本雁を保護する会会長、NPO法人蕪栗ぬまっこくらぶ理事長、元日本鳥学会鳥類保護委員、大潟村応援大使等。神奈川県出身。東北大学理学部卒。
日本へ渡来する雁とその生息活動に取り組む傍ら、ラムサール条約湿地の蕪栗沼などを舞台に市民参加型の自然再生運動や地域興しを行っている。特に最近の循環型農業や生物多様性水田の新たな展開として注目されている「ふゆみずたんぼ」の啓蒙普及に力を注ぎ、ラムサール条約、生物多様性条約での水田の生物多様性に注目した決議の採択や国連生物多様性の10年の発議を行っている。
【蕪栗ぬまっこクラブ】
蕪栗沼の環境を未来へ伝えることを目的とする団体。鳥だけでなく多分野の動植物の専門家や、多くの農業従事者が参加している。宮城県の「蕪栗沼管理会」や大崎市の「マガンの里づくり研究会」など行政との情報交換の場があり、協力と連携と将来ビジョンの共有が行われている。


