Eichiの特色教育「ESD」
(持続可能な開発のための教育)
Education for Sustainable Development
持続可能な開発のための教育を実現するESDへの取り組み
2012年にユネスコスクールに加盟して以来、本校は、子どもたちが持続可能な未来の担い手として活躍する将来を願いながら、精力的にESD(持続可能な開発のための教育)を展開してきました。それは、近年よく見聞きするようになったSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指すという点のみならず、キリスト教的な価値観に基づき、愛を実行する子どもを育てることそのものです。学年の特色を活かしながら、教科の枠組みにとらわれない学習を行うことで、将来、持続可能な社会を作っていけるような子供たちを育てていきます。
ユネスコスクール
「人種差別主義と反ユダヤ主義が台頭した世界大戦への反省から、平和は対話と相互理解に基づき、人類の知的及び倫理的連帯の上に築かねばならない。」このユネスコの理念を学校現場で実践するために、1953年にASPnet (Associated Schools Network)という国際的なネットワークが発足しました。日本において、このASPnetへの加盟が承認された学校を、「ユネスコスクール」と呼んでいます。本校もユネスコスクールとして、ステージ毎に「研究キーワード」を設定しながら、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い 、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指しています。
<研究キーワード>
1・2年 I and you ~手をつなごう
3・4年 生活と環境~地球・命を守ろう
5・6・7年 私と社会~周囲のために行動しよう~
8・9年 将来と多様性~自己と他者を認めよう~
2021年度の実践例【ファーストステージ(1・2年生)】
目指す児童・生徒像
知識・技能:
自分や友達、身近な人々のよさに気づき、自分たちの生活が、互いに助け合うことで成り立っていることを理解している。
思考力・判断力・表現力:
身近なことについて、友達や周りの人々の考えや意見を尊重し、自分の考えを表現することができる。
学びに向かう力・人間性:
互いに個性を尊重しながら、よさを認め合い、自分にできることを主体的に考え、友達と協力しながら役割や費任を果たそうとしている。
研究キーワード: I & YOU 〜手をつなごう〜
研究キーワード: I & YOU 〜手をつなごう〜 2年生/活動名:『けんこうな体をつくろう! 』
【愛を実行する子ども】【力強い子ども】【進んで学習する子ども】
I & YOUのIにあたる自分の心と体を大切にする活動として、健康な心であるためにも健康な体の重要性を説き、そのためには毎日の食生活が体づくりの基本となることを、『5ADAY食育体験プログラム』(一般社団法人ファイプアデイ協会)の食育体験ツアーによって楽しみながら学ぶことができました。栄養士の先生からお話を聞くことによって3色食品群やその栄養について知り、給食の時間をはじめとした食事の時間に意識して野菜や果物を摂取しようと心がける様子が見られるようになりました。
保護者の声
小林 みる F4年生
小林 丸太 T8年生
小林 楽 F1年生
大野田すぎのここども園出身自分で考える力を身につけ、言葉の選択や、
発想力・想像力も豊かになってきました。我が家では3人の子供を聖ウルスラ学院英智に入学させました。理由としましては、先生が答えを出さず、生徒に考えさせる関わり方をしていただけるからです。このように自力で考える能力が日々ついてきているので、質問されて答えるときの言葉の選択、何かを生み出すときの発想力・想像力に良い影響が出ていることを普段の関わり方から感じることができます。また、少人数制のクラス編成であるため、決まったお友達と良好な関係を築く能力が自然とついたことで、お友達の気持ちを想像する力が自然とつき、誰とでも仲良い関係を作ることができるようになりました。
以前、校長とお話させてもらったときにおっしゃっていた、未来が目まぐるしく変わる過渡期にある現在だからこそ、将来自分の力で生きていくうえで必要な効果的に選択できる能力の基礎を、子供のうちから付けるといった、『子供の将来から逆算した教育方針』に共感したことが、大切な子供を3人お願いする理由でもあります。